今月は、新潟県新潟市にあります、あおば薬局女池店 管理栄養士の矢村が担当します!
寒い冬も終わり、穏やかな気温が続く4月となりました!
まだまだ肌寒い日が続きます、体調の変化に十分気を付けましょう!
昨年から続く、食品や日用品の値上げ…
今年に入っても続々と値上げの商品が増えていますよね 😥
そんな中、小麦粉が値上げしたことにより注目されている食品があります!
それが米粉です!
米を細かく砕いた粉でのことで、日常生活では小麦粉が普及しているためあまり馴染みがないかもしれませんが、食パンやクッキーなど小麦粉の代用として使われています 😀
米粉には、さまざまな特徴があります。
■ もちもち・サクサク食感
パンやケーキなどはしっとりもちもちに、クッキーや揚げ物はサクサクになります。
■ 吸水性◎!料理に使いやすい
とろみをつける料理は簡単にとろみがつきます。
焼き物は、米粉をまぶして焼くと香ばしく、タレの絡みを良くすることができますよ 💡
■ 小麦アレルギー成分である『グルテン』を含まない
アレルギーの人でも安心して食べられます 🙂
しかし、グルテンを含まない分、生地が伸びにくいデメリットもあるためお菓子作りのときは注意です。
■ 冷えると固くなるため、乾燥を防ぐ
お米と同じく、時間が経つと固くなります。
できあがったものは温かいうちにお召し上がりください 😆
また、水気の蒸発を避けるため、粗熱がとれたらラップなどで保存しましょう。
メリットが多い米粉と小麦粉をうまく使って調理するものいいかもしれませんね 😉
★おすすめレシピ
サクッと!カリっと!鶏むね肉の海苔塩からあげ
【材料(2人分)】
・鶏むね肉:1枚
A鶏がらスープの素:小さじ1
A砂糖:小さじ1/2
Aにんにく:少々
Aしょうが:少々
・米粉:大さじ2~
・油:大さじ2~
・青のり:小さじ1/2
【作り方】
①鶏むね肉をそぎ切りにします。
②①の表裏にAをまぶして擦りこみます。
③肉に米粉をまんべんなくまぶします。
④フライパンに油を熱し、両面を焼きます。
⑤焼き目がついたら、キッチンペーパーで余分な油を切り、青のりをまぶします。
完成!
初めて米粉をお買い上げになる際は、多様な料理に活用できる「米粉100%」タイプを選ぶのがおすすめです 💡
お時間ある時、ぜひ作ってみてくださいね~!
来月のブログもお楽しみに~~☆
参考資料:1)日本米粉協会 https://www.komeko.org/what/
2)https://www.kyoritsu-foods.co.jp/komeko/
こんにちは 🙂
今回は富山県富山市大泉本町にあります うさぎ薬局 栄養士の松岡 亜矢奈が
担当させていただきます。よろしくお願いいたします!
日本栄養士会から送られてくる、栄養士会雑誌というものがあります。
その中のコラムで気になったものがあったので皆さんにもご紹介したいと思います(^^)/
今回は、脂肪酸と認知症予防についてお話していきます(*^_^*)
①脂肪酸って何?
常温で液体のあぶら(油)と固体のあぶら(脂)があります。これをまとめて、油脂(ゆし)と呼んでいます。この油脂は、脂肪酸とグリセリンという分子からできていて、この油脂や脂肪酸、グリセリン、コレステロールなどをあわせて脂質と呼んでいます。
脂肪酸は人間のからだの細胞を作るために必要なもので、食品を通してバランスよくとる必要があります。また、脂肪酸はエネルギー源としても使われます。
n-3系脂肪酸(DHA、EPA、α-リノレン酸)・飽和脂肪酸・トランス脂肪酸などがあります。
②脂肪酸と認知症
n-3系脂肪酸には、青魚に多く含まれているDHAやEPA、くるみやえごま・アマニに含まれているα-リノレン酸があります。
そのn-3系脂肪酸(DHA、EPA、α-リノレン酸)の血中濃度が認知症リスク低下と関係しているとする報告がいくつかあります。
試験結果から、食品由来のn-3系脂肪酸の方が認知症予防に効果があり、また、同時に摂取する他の成分も必要となることが分かりました。
飽和脂肪酸やトランス脂肪酸には逆に有害とされる報告がみられるので、過剰な摂取
には注意が必要です⚠
③認知症予防に良い食品
1)魚[n-3系脂肪酸のDHA、EPA等が良い]
約18万人を対象に調べた研究では1週間で1食の魚を摂取するごとに、認知症は5%、アルツハイマー病は7%減少するという結果が出ているそうです!!
また、魚由来のDHAの摂取が1日あたり0.1g増えるだけで認知症は14%、アルツハイマー病は37%減少するそうです。(刺し身のマグロ〔トロ〕だと一切れで摂取できます)
しかし、魚のDHAだけに抗認知症効果があるわけではなく、EPAやタウリンなどの機能性成分に総合的な効果がある可能性があります。
2)オリーブオイル [オレイン酸やポリフェノールが良い]
65歳以上の約7000人を対象に調べた研究では、調理にもドレッシングとしても使用する人は、どちらにも使用しない人に比べて、記憶力が低下する割合が4年で20%ほど少なかったそうです!
3)ナッツ[n-3系脂肪酸のα-リノレン酸が良い]
40~74歳の約7500人を対象に調べた研究ではα-リノレン酸の血中濃度が高い人の方が低い人に比べて認知症の割合が約44%少ないそうです!
同じn-3系脂肪酸であるDHA、EPAよりも効果的と言われています!(^^)!
★おすすめレシピ
まぐろのたたきカルパッチョ
◇材料(2人分)
・まぐろブロック…1つ(柵) ※ 柵…直方体のもの。切り分けると刺し身にできる
・玉ねぎ…中1/2個 ★オリーブオイル…大さじ1
★酢…大さじ1
・ミニトマト…2個 ★しょうゆ…大さじ1
・レタス…2枚 ★レモン汁…小さじ2
・大葉…2枚 ★ピーナッツ…適量
◇作り方
1)玉ねぎは薄切り、大葉は細切り、ミニトマトは1/4に切っておく。
2)まぐろの柵にフォークを刺して、強火で表面の色が変わるまでフライパンで両面を焼く。
3)氷水のボウルに1)を入れる。
4)3)が冷めたら、水気をキッチンペーパーで拭き取る。
5)まぐろを食べやすい大きさに切って、玉ねぎ→まぐろ→ミニトマト→大葉の順で皿に盛り、レタスは食べやすい大きさにちぎって皿の縁に盛る。
5)混ぜ合わせた★を上からかけて完成♪
最後まで、ご覧いただきありがとうございました!(^^)!
次回の更新もお楽しみに♪
🎍あけましておめでとうございます🎍
2023年を迎えました。
皆様にとって素敵な一年となりますように🐰✨💗
今月は福井県福井市にある、あおば薬局田原町店 管理栄養士の杉本が担当します☃️
今回は、冬が旬の果物「みかん」についてお話しします。
冬本番、寒い日はこたつにみかんが最高ですね!
普段何気なく食べているみかんですが、たくさんの栄養が詰まっていることをご存知ですか?
実の部分のビタミンCには抗酸化作用があるので、活性酸素を除去して疲労回復や免疫力低下を防いでくれます。
風邪の予防や免疫力を高めるにはもってこいの食材ですね🍊💪🔥
また、白いスジや袋(薄皮)の部分にも、食物繊維や血管を強くしてくれる栄養素が含まれていることがわかります。
皆さんは、白いスジや袋(薄皮)は食べますか?
私はどうも苦手で、いつも綺麗にはがしてから食べてしまうのですが、これを知ってしまった以上、無下にはできないなと思いました・・・
これからは白いスジや薄皮の部分も少しは食べてみようと思います。
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最後に、みかんを使ったデザートレシピを紹介します🍊
みかんレアチーズタルト
【材料】直径5cm×高さ2cmのタルトカップ25個分
★クリームチーズ 100g
★生クリーム 100cc
★ヨーグルト 100g
・みかん缶詰(生地用) 50g
・みかん缶詰(トッピング用) 150g
・砂糖 25g
・タルトカップ(市販) 25個
・レモン果汁 小さじ1
・ゼラチン 2.5g
【下準備】
・★は常温にもどしておく
・ゼラチンは25ccのお湯でふやかしておく
・生クリームは50ccずつに分けておく
【作り方】
1)ボウルにみかん缶詰(生地用)を入れてフォークでつぶす。
2)1)にクリームチーズを入れて、なめらかになるまでよく混ぜる。
3)さらに砂糖、レモン果汁、生クリーム50cc、ヨーグルトの順に入れ、その都度よく混ぜる。
4)ふやかしておいたゼラチンに生クリーム50ccを入れ、電子レンジ600Wで約20秒加熱し、溶けたら3)に入れてよく混ぜる。
5)タルトカップに4)を流し入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やして固める。
6)生地の上にみかんを並べたら完成♪
★ポイント★
ゼラチンを5gに増やすと固めのレアチーズになります。
今回は缶詰のみかんを使用しましたが、自分でコンポート(砂糖煮)したみかんを使用することで、余ったみかんの大量消費をすることができます。また、皮付きみかんをおいしく食べることができるのでぜひ試してみてください♪
最後まで読んでいただきありがとうございました😄
次回の栄養士ブログもお楽しみに!