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調剤薬局栄養士
栄養士コラム, 栄養士のつぶやき

こんにちは!新潟県長岡市あおい調剤薬局管理栄養士の羽生です(^O^)

 

12月になりましたね。

12月は「師走」とも呼びますが、師走の「師」はお坊さんの事を指しており、昔は1年の最後にお坊さんを家に呼んでお経を唱えてもらっていて、お坊さんが忙しく走り回ることからこの名前が付いたと言われています。 😮 (へえ~~)

 

さてさて、今年も残すところあとわずかになりました。

来月には年を越しますが、おせちの準備はされていますでしょうか?

大晦日に作る方もいれば、年を越してからお正月に作る方もいるかと思います。

 

おせち料理に使われる食材には縁起物や願いを込めた食べ物がおせち料理として振舞われていますが、それぞれの料理がどんな意味を持つのかご存知ですか?

 

れんこん・・・穴が多く空いていることから、見通しの良い1年を祈る

伊達巻・・・巻物に似ていることから、学問成就や文化の繁栄を願う

栗きんとん・・・「きんとん」を漢字にすると「金団」になることから、金銀財宝を連想させる

ごまめ・田作り・・イワシを刻んだものを田んぼ肥料にしていたことから、豊作を願う

筑前煮・・・様々な具材を一緒に似ていることから、家族一緒に仲良く結ばれることを願う

えび・・・姿が丸く曲がっていることから、腰が曲がるまで長生きできるよう願う

黒豆・・・あえてシワが出るように煮て、シワが出来るほどの長寿を願う

昆布巻き・・・「喜ぶ」と語呂合わせをしている

紅白なます・・・配色が祝袋の水引に見えることから、おめでたいことを連想させる

 

ふむふむ・・・

何気なく食べている料理にこんな意味が込められているとは(*_*)

意味や願いを知ると、より一層おせち料理に興味がわいてきますね!

 

わたしの家庭のおせちでよく食べるものを挙げましたが、この他にもまだまだあるので、興味がある方はぜひ調べてみてください(o^―^o)

 

さて、おせち料理ですが、基本的に和食ですよね。

アレンジ次第で洋風などにも変化できるので、今年はいつもと違う感じにしてみたい などありましたらぜひ挑戦してみてください!

今回はれんこんオリーブオイルで洋風に味付けをしたレシピをご紹介します。

ペペロンチーノの味付けをれんこんで!いかがでしょうか?

 

洋風にアレンジ★  
レンコンのぺぺろん炒め

【材料(2人分)】

〇れんこん・・・・180g

〇ちりめんじゃこ・・・15g

◇にんにく・・・・1片

◇赤唐辛子・・・・1本

◇オリーブオイル・・・大さじ1

◇塩・こしょう・・・少々

 

【作り方】

1)れんこんは皮をむき、5mm幅のいちょう切りにして、酢水に5分さらし、キッチンペーパーで水気を拭き取る。赤唐辛子は輪切りに切り、にんにくはスライスする。

2)フライパンにオリーブオイルを引いて弱火に熱し、にんにくを入れて炒める。

3)にんにくの香りが立ったら、1)のれんこん、唐辛子とじゃこ、を加え、5分程中火で炒める。

4)れんこんが透き通ったら、塩・黒こしょうで味を整え、盛り付けて完成♪

 

【栄養価】

エネルギー138kcal たんぱく質4.7g 脂質6.9g 食物繊維2.0g 食塩0.6g

 

ポイント

  • れんこんは秋~冬が旬で食物繊維カリウムが豊富です。
  • にんにく、赤唐辛子で風味をアップさせることで減塩にも繋がります。

(注)唐辛子は辛いのが好きな方は種ごと使い、苦手な人は種を取り除きましょう

 

 

毎年同じ味付けで、いつもと違った味付けにしてみようかな、、、と思ったらぜひ試してみてください♪

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

来年の栄養士ブログもお楽しみに!よいお年を~~~~

 

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは(^.^)

新潟県新潟市にあります あおば薬局女池店 管理栄養士 矢村が担当させていただきます。

よろしくお願いいたします!

 

少し前にブームとなった『甘酒』についてです(^.^)

私は、甘酒を定期的に醸造所や自然食品販売店などで購入して飲む習慣があります。

もちろん、お料理に使うことも!

 

寒くなってきたので、温かい甘酒が身体に沁みますよね…!

そんな『甘酒』がなぜブームとなったのか?身体にどんなはたらきをするのか?について紹介したいと思います!

 

甘酒には『米麹』と『酒粕』の2種類あり、違いは3つあります!

 

①作り方

▽米麹の甘酒:蒸したお米に麹菌を繁殖させたものです。お酒・みりん・味噌などは米麹を発酵させて作ります。

▼酒粕の甘酒:米麹に酵母菌を加え発酵させて作ります。栄養価がとても高いといわれています。

 

②アルコール

▽米麹の甘酒:ノンアルコール

▼酒粕の甘酒:アルコール入り

 

③栄養成分の違い

▽米麹の甘酒:米麹の発酵により、ビタミン類を作ります。麹菌の発酵により、お米のでんぷんを変えて自然な甘みを作ります。

▼酒粕の甘酒:たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが含まれています。

 

これらを見ても、栄養素が豊富に含まれているため、身体に良さそうですよね!

 

先ほどから何度か出てくる『麹菌』に注目します!

麹菌は、麹菌が生み出す酵素の力によって、体内での消化や吸収が効率よくできるようになったり、腸内環境が良くなったりします。さらに、麹菌は豊富なビタミンやミネラルなどの栄養素をつくり、免疫力の向上や疲労回復にも関係しているといわれています!

 

身体にいいことづくしですが…甘酒はカロリーが高く、アルコールを含んでいるものがあるため、血糖値の高い方やに妊婦さんは十分注意が必要です!

これからの時期、風邪をひきやすくなりますが、ぜひ甘酒を飲んでみてはいかがでしょうか(^.^)/~~~

 

今回のレシピは、米麹甘酒を使った『里芋ドライカレー』をご紹介します!

《材料》(2人分)

・合挽き肉…200g

A塩…少々

・カレー粉…小さじ2

・里芋…2個

・玉ねぎ…1/2個

・しょうが…1片

・にんにく…1/2片

・オリーブオイル…小さじ2

・ローリエ…1枚

B米麹甘酒(無加糖)…1カップ

Bカットトマト缶…100g

Bコンソメ顆粒…小さじ1

・しょうゆ…小さじ1/2

 

《作り方》

下準備

合挽き肉にAを加えて揉みこみ、ひとかたまりにまとめておく。里芋は皮を剥き、2㎝角に切る。玉ねぎ・しょうが・にんにくはみじん切りにする。

①フライパンにオリーブオイル、しょうが、にんにく、ローリエを入れ、弱火で加熱する。香りが出たら、玉ねぎを加えて中火で炒める。玉ねぎがしんなりしてきたら、端に寄せて、合挽き肉の塊をハンバーグのようにして両表面焼く。

②挽き肉の表面に焼き色がついたら、ポロポロになるようにほぐして、玉ねぎと混ぜる。さらに里芋も加えて炒める。里芋に油がなじんだら、Bを加えて、水分を飛ばすように中火で10分程煮込む。しょうゆを加えて混ぜ、火を止めローリエを除く。

③器に盛ったら完成!

 

来月のブログもお楽しみに~~(^_^)/

調剤薬局栄養士

こんにちは(#^.^#)

今月のブログは新潟県三条市にあります わかば調剤薬局 管理栄養士の萱森が担当させていただきます✨

今回は「クルミ」についてお話しさせていただきます。

私の実家にはクルミの木があり、毎年秋になると収穫しています。

実はクルミは栄養価抜群で「ミラクルフード」なんて呼ばれていたりもします。「食欲の秋」ということで、今回はクルミのすばらしさを紹介したいと思います。

 

クルミについて

「人類が口にした最古の木の実」とも言われるクルミ。1本の木から1年に約1500個以上のクルミを栽培することができるそうです。

クルミは世界中に約20種が自生しているとされます。その中でも、日本ではオニグルミやヒメグルミといった品種が自生しています。食用にされるものとそうでないものがあるので、自宅で育てる時には用途に合わせて種類を選ぶ必要があります。

クルミは実がなるまでなんと5年もかかるそうです・・・(;’∀’)

収穫時期は、9月下旬から10月上旬です。果実は熟すと外果皮が裂開して自然に落ちるので、拾って収穫します(オニグルミは外果皮が裂開せずに落果します)。収穫した果実は、外果皮を取り除き、洗浄、乾燥させて保存します。食べる際に、フライパンで殻のまま炒って、殻を割り、身を取り出します。

フライパンで炒ると家中にクルミの香ばしいにおいが漂います。(*´▽`*)

このようにクルミは収穫してすぐには食べられないんですね😢

 

くるみの栄養価

クルミはナッツ類の中で「オメガ3系脂肪酸」が最も豊富に含まれています。

先月(9月)のブログでもオメガ3脂肪酸のことを記載した記事がありますので、そちらと併せてお読みください!

脂肪というと「脂肪=体によくないというイメージがどうしても根付いてしまっているのではないでしょうか?

しかし、脂肪は私たちの体に必要なものでもあり、また様々な種類の脂肪が存在し、体に良い脂肪悪い脂肪があります。

脂肪はエネルギーを産生し、ビタミンの吸収を助けたりし、体に必用な栄養素です。また満腹感を与えることができるため、食べ過ぎを防止することもできます。

オメガ3脂肪酸には、悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げたり血管を柔軟に保つ効果があり、糖尿病や心臓血管疾患、肥満やメタボなど生活習慣病予防のリスクを下げたりします。

さらに、くるみには、ポリフェノールやメラトニンなどの抗酸化(※)値が多く、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、マグネシウムなどのビタミンやミネラルをはじめ、食物繊維など健康維持・増進に必要な成分が含まれています!

 

(※)抗酸化とは

リンゴが酸化して茶色く変色するように、人間の身体も酸化します。体が酸化すると、身体や血管の老化が進み、シミやシワ、肌荒れなどの肌トラブルが起きたり、生活習慣病やがんの引き金となったりなど、さまざまなトラブルの原因になると言われています。抗酸化とは、「体の酸化を抑えること」です。

 

どうやって食べたらいいの?

おすすめは毎日ひとつかみ程度食べることです!ひとつかみで1日に必要なオメガ3脂肪酸をとることができます。

※食べ過ぎには注意してください。クルミは脂質が多いので、カロリー過多で逆効果になってしまいます。食べ過ぎを防止するためにもよく噛んでお召し上がりください。

 

今回は東北地方の郷土料理である「クルミゆべし」をご紹介します。

私は東北地方出身なのでよく食べていました!(^^)!

もちもちの生地にサクサクのクルミがマッチして美味しい一品です!

電子レンジだけで作れますのでご家庭でぜひ作ってみて下さい。

 

東北地方の郷土料理

レンジで簡単!クルミゆべし

<材料> 4~5人前

●白玉粉

100g

●ぬるま湯

150g

●黒砂糖

70g

●醤油

大さじ1/2

・クルミ

40g

・きなこ

大さじ2

・片栗粉

適量

 

作り方

①クルミはレンジで2分ほど加熱し、細かくつぶしておく。

②●を耐熱容器に入れ、しっかり混ぜ合わせる。

③②にラップをして、レンジで2分加熱し、よく混ぜる。

④③に①ときなこを入れ、混ぜたら、再びレンジで2分加熱する。

⑤よく練りまぜたら、片栗粉を敷いた上に④を伸ばして冷蔵庫で冷やし固め、切り分けて完成!

 

※加熱後は熱いので火傷に注意しましょう。

※④で少し白玉粉の粉っぽさが残る時はもう少し加熱してください。

 

 

食欲の秋!ということで、いろいろな旬の食材を食べて元気に過ごしましょう~♪

 

次回のブログもお楽しみに~!

 

 

参照:カリフォルニアくるみ協会