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2021.12.06

冬といえば・・・

介護施設栄養士
栄養士だより

皆さんこんにちは

 

今月の栄養士ブログは、つつじガーデン坂井の矢島が担当します。

 

12月に入り、本格的に寒くなってきました。

こんな寒い季節は、「お鍋」が食べたくなりますね!

今回の栄養士ブログでは、鍋によく使われる食材の栄養素を紹介したいと思います。

 

①白菜 

鍋といえば…白菜ですね!

鍋は白菜を食べるための料理といっても過言ではありません(笑)

 

白菜には、カリウムというミネラルが多く含まれています。

カリウムは、ナトリウムの排泄を促し、

血圧の上昇を抑えたり、高血圧を予防したりする働きがあります。

カリウムは水に溶ける性質をもっているため、鍋にした場合はスープに溶けだします。

おいしい鍋のスープも飲むことで、積極的にカリウムをとることができます。

ただし、スープを飲むことで食塩も摂取してしまいます。

きのこやお肉から出るうまみを活用して薄味にし、食塩の摂りすぎに注意が必要です。

 

②きのこ

鍋に合うきのこは、えのき、しめじ、しいたけ…。

他にもたくさん!

そんなきのこには、食物繊維やビタミンDが豊富です。

 

食物繊維は、便秘解消効果が期待できます。

日本人は特に不足しているといわれているので、積極的にとりたい栄養素です。

 

ビタミンDは、骨を強くする効果があります。

成長期にはもちろん、骨粗鬆症を予防するために、大人にも必要な栄養素です。

油と一緒にとると、吸収しやすくなるため、鍋のほかにソテーもおすすめです。

 

③豆腐

絹ごし豆腐や木綿豆腐など、鍋によって違うものを入れるのも楽しいですね

豆腐は、たんぱく質が豊富に含まれています。

たんぱく質不足によって、体の筋力が低下し、

フレイルやサルコペニアを引き起こしやすくなります。

いつまでも趣味を楽しみ、明るく過ごせるように、

普段からしっかりとたんぱく質を摂取しましょう。

 

寄せ鍋、鶏だし鍋、キムチ鍋、水炊き…

たくさん種類があって楽しい鍋は、スープに溶けだした食材の栄養やうまみをとることができます。

また、野菜やきのこは煮込むことでかさが減り、たくさん食べることができます。

各家庭でアレンジを加えたり、具材を工夫したり、

ぜひお気に入りのレシピを見つけてください

おいしい鍋で心も体も温め、寒い冬を元気に乗り切りましょう!