5月の栄養士ブログは、つつじガーデン小千谷の山田が担当いたします!
令和4年1月から入社した新人ですが、ご利用者様が元気になるお手伝いができるよう
精一杯頑張りたいと思います。 よろしくお願いいたします!
つつじガーデン小千谷では毎月、昼食に主菜のメニューを2つ提案して、
ご利用者の方に選んでいただく『セレクトメニュー』を実施しています。
「選ぶ」ってワクワクしますよね♪
今回は牛丼はニラ玉丼でした!
牛丼を選んだ人数と、ニラ玉丼を選んだ人の人数はほぼ同じ数でした!
5月は季節の変わり目。気圧や気候、寒暖差が激しいので体がだるくなったり、
疲れが取れにくかったり…。
いろんな条件が合わさって体調が崩れやすくなっています。
スタミナをつけて「五月病」に負けない体を作ってほしい…。
そんな願いを込めて「丼物」のセレクト献立を立案しました。
美味しくてにっこり^^
《身体をつくる タンパク質の話》
タンパク質は体の中で分解されて筋肉や骨、臓器、免疫細胞だけでなく爪や髪など、
あらゆる細胞の成分になる他、栄養や酸素を運ぶ役割やエネルギーとなる
糖質が足りないときは代わりにエネルギーとして消費されます。
お肉、特に豚肉に含まれているビタミンB1は体内で糖質をエネルギーに
変える際に必要な栄養素です。そのためにご飯やパンをたくさん食べても、
ビタミンB1が不足しているとエネルギーへの変換効率が悪くなってしまいます。
また、脳はブドウ糖を分解してエネルギーを作るため、ビタミンB1が不足すると
十分なエネルギーを作ることが出来ず、記憶力の低下や情緒不安定、
うつ病などを引き起こす可能性があります。
そのビタミンB1が不足して起こる有名な病気の1つが「脚気(かっけ)」です。
脚気はビタミンB1を多く含む玄米から白米を主食とするようになり、
副食が不足していた明治時代には「国民病」と呼ばれるほど
広くみられていた病気でしたが、副食からビタミンB1を
摂取できる現代では少なくなっています。
しかし、極端な偏食やインスタント食品、アルコールから
糖質を摂り過ぎることが原因でビタミンB1不足となり発症する方もいるようです。
このようにビタミンB1には心身を活性化させ、健康な状態に保つ効果があるので
健康には欠かせない栄養素なのです。
また、お肉の脂肪には必須脂肪酸の1つであるアラキドン酸が含まれています。
アラキドン酸の一部は脳内で「アナンダマイド(至福物質)」と
呼ばれている物質に変化します。
このメカニズムによって私たちはお肉を食べると「幸せだなあ」と感じるのです。
みなさんもお肉を食べて五月病を吹き飛ばし、
きたる夏の暑さに負けない体を作りましょう!
最期まで読んでくださり、ありがとうございました。次回のブログもお楽しみに。