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2022.03.01

食品ロスについて知ろう!

調剤薬局栄養士
栄養士コラム, 栄養士のつぶやき

こんにちは! 😀 

 

新潟県新潟市中央区にあるあおば薬局女池店で勤務している管理栄養士 土田が担当させていただきます。

近年、SDGsとその達成のための取り組みが注目を集めていますよね!

テレビなどでも取り上げられていることが多いので聞いたことがあると思います 💡 

SDGsとは世界の人々がこの地球で暮らして続けていくために、2030年までに達成すべき目標のことです。

 

食品ロスの削減SDGsのひとつです!

これは、食べ残り、売れ残り、期限が近い…といった理由でまだ食べられる食品が大量に捨てられる問題です。

日本は1人当たり1日130g(=茶碗約1杯分)の食品ロスが生まれていると言われています。

SDGsの目標では、

『2030年までにお店や消費者のところで捨てられる食料(1人当たりの量)を半分に減らす』を掲げています!

 

では、①なぜ食品ロスが減らないのか?②おうちでも食品ロスを減らす工夫はあるのか?

この2つについてみていきます 😯 

①なぜ食品ロスが減らないのか?

食べ残しをしない、食品を捨てないことは大切ですが、私たちの手元に食品が届くまでにどれだけのロスが発生しているか知ることも大切なことです。

 

例えば、コンビニで売られているサンドイッチ

開けてみると、食パンやレタスの葉、トマトの輪切りなど本当にいい部分しか使われていませんよね 🙄 

また、スーパーなどで売られている野菜ではにんじんやきゅうり、トマトなど・・・まっすぐで形のきれいなものが多いと思います。

 

野菜や果物はすべての食べ物の中でも捨てられる割合が高く、りんごに例えると1年間に3.7兆個に相当するそうです…!

 

お魚は漁業で網にかかっても全体の8%がひどく傷ついていたり死にかけているため市場には出さないそうです。これは30億匹のサーモンに相当します 😯 

これらのことから、収穫されてお店に並ぶまでに多くのロスが発生していることが分かります!

 

そして、私たちの手元に届いてからの家庭食品ロスも全体の約半分を占めています。

 

②おうちでも食品ロスを減らす工夫はあるのか?

 💡 作りすぎない!買いすぎない!もったいないを意識! 💡 

 

✓必要な分だけ買う

買い物前に冷蔵庫にあるものをチェック!

まとめ買いを避け、必要な分だけ買って食べきる

すぐ調理する食材はお店の食品棚手前から!

 

✓食べきれる量を作る

皮ごと食べられるものは皮ごと調理!

野菜は冷凍・ゆでるなど下処理をしてストック!

作る量をその日に合わせて調節!

 

1人1人が“もったいない”を意識して行動することが大切ですね。

私も今一度気を付けて生活していこうと思います。

野菜の中でもブロッコリーは廃棄率がとても高いです 😯 

今回はブロッコリーの茎を活用したレシピをご紹介します!

里いもとブロッコリー(茎)の七味マヨ

【材料】(2人分)

・里いも           2個

・ブロッコリーの茎      1株分

・塩             少々

Aしょうゆ          小さじ1/2

Aマヨネーズ         大さじ2

・干し桜えび         大さじ1

・七味唐辛子         適量

 

【作り方】

①里いもは2cm角に切り、塩少々(分量外)をまぶし洗ってぬめりを取る。ブロッコリーの茎は根元の硬い部分を少し切り落とし、表面の厚い皮をむいて細切りにする。

②里いもとブロッコリーの茎を沸騰した鍋に入れてゆでる。どちらも柔らかくなったらザルに上げて水気を切る。

③ボウルにゆでた里いもを入れ、塩を加えてフォークでつぶす。そこにAを加えて混ぜる。

④③にブロッコリーの茎、干し桜えびも加えて和える。

⑤器に盛り、七味唐辛子を振ったら完成!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

次回の更新もお楽しみに~!

【参考資料】

1) https://www.unicef.or.jp/kodomo/sdgs/about/

2) https://www.dietitian.or.jp/features/focus/20211206.html