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介護施設栄養士
つつじガーデン三条, 栄養士だより

本日もブログをご覧くださりありがとうございます。

今回の栄養士だよりを担当します、つつじガーデン三条 管理栄養士の有田です。
どうぞ宜しくお願い致します。

長い冬が明け、ポカポカ陽気の春が近づいてきましたね

春の食材は菜の花春キャベツ4月になるとたけのこ山菜が出てきたり

果物では、いちごが旬の時期を迎えています!

新潟の春は短いですが、食べるとを感じられて良いですよね🌸

さて、本日のお話ですが、噛むことについてお伝えしていきます。

皆さんは普段食事をとる際に無意識に『噛む』という動作を行っていると思います。

 

『噛む』ということはあごの骨筋肉の発達や、

大脳の働きを活発にすること、

唾液の分泌を促して消化を助け口腔内をきれいに保つのにも効果があります。

 

日本では平安時代から戦前までの長い間、おこわ、玄米、麦飯などを主食とし、おかずは主にを食べていました。

一回の食事時間は約22分、噛む回数は1420回ほどでした。

 

しかし戦後になると食事が欧米化していくとともに食事時間も噛む回数も急速に減り、

時間にして約11分、噛む回数は約620回と戦前の半分となっています。

ハンバーグやパン、パスタなど、やわらかい食べ物が多くなり、

たくさん噛まなくても飲み込むことができてしまいます。 🙁 

 

『噛むこと』には

だけでなく歯茎頬の動き唾液量歯並び噛み合わせ)、口周辺の筋肉

大きく関係しています。

噛んでいても口の中にずっと残っていたり、口からこぼれてしまうことはありませんか? 

噛んでいる噛めている とは限りません。

 

噛む回数が減ることで筋肉の衰えや歯並びに関係したり、歯の喪失や合わない入れ歯を使用していると、

上手に食べ物が噛めずに、やわらかいものを好んで食べる傾向があります。

 

・好きだった硬いおせんべいが食べられない。

 

・お漬物がうまく噛めない。

 

このような方は「オーラルフレイル」の可能性があります。

 

 

「オーラルフレイル」とは、

オーラル→ 口腔     フレイル→ 虚弱

噛む力、飲み込む力弱くなり、今まで食べられていたものも食べにくくなります。

 

口腔内の機能が低下することで活気が無くなったり、

低栄養につながるリスクがあります。

 

主な原因は加齢による歯の喪失や筋力の低下によるものとされています。

 

オーラルフレイルの可能性をチェックできる簡単な項目がありますので、

ご自身やご家族同士でチェックしてみてください 💡 

 

結果はいかがでしたか??

 

オーラルフレイルの可能性が低かった人でも、高齢になるにつれて可能性は高くなります。

 

今のうちから予防していきましょう(^^)/

 

 

オーラルフレイルを防ぐためには・・・

 

[1]栄養

・3食バランスよく食べましょう

お肉ばかりでなく魚や野菜、果物も摂るようにしましょう。

特にたんぱく質は筋肉の素となります。肉、魚、卵、大豆などしっかりと摂ることが大切です。

 

出典:厚生労働省 e-ヘルスネットより

 

・歯科の定期受診をし、口腔を健康に保ちましょう

まずは歯を失わないことが重要です。

しかし、歯を失ったとしても自分に合った入れ歯をつけることで硬いものも噛むことができます。

 

 

[2]身体活動

・少しの時間でも散歩をするなど体を動かしましょう

 

・口を動かす運動をしましょう
(ぶくぶくうがい、口を大きく開けたり閉じるなど)

 

 

[3]社会参加

 

・友人や家族との会話、食事を楽しみましょう

 

・ボランティアや余暇活動など外出する機会を作りましょう

 

 

つつじガーデン三条のショートステイでも、毎日のレクリエーションや体操の他に

食事の前には口腔体操を行っています!

 

 

 

コロナ禍では、社会参加の部分は難しいところではありますが、

 

いつまでも健康で食事を楽しむために「しっかりと噛むこと」を振り返り、

 

できることから意識していきましょう!

 

また次の更新をお楽しみに(^O^)

 

参考:日本歯科医師会HP

介護施設栄養士
栄養士だより

皆さんこんにちは

 

今月の栄養士ブログは、つつじガーデン坂井の矢島が担当します。

 

12月に入り、本格的に寒くなってきました。

こんな寒い季節は、「お鍋」が食べたくなりますね!

今回の栄養士ブログでは、鍋によく使われる食材の栄養素を紹介したいと思います。

 

①白菜 

鍋といえば…白菜ですね!

鍋は白菜を食べるための料理といっても過言ではありません(笑)

 

白菜には、カリウムというミネラルが多く含まれています。

カリウムは、ナトリウムの排泄を促し、

血圧の上昇を抑えたり、高血圧を予防したりする働きがあります。

カリウムは水に溶ける性質をもっているため、鍋にした場合はスープに溶けだします。

おいしい鍋のスープも飲むことで、積極的にカリウムをとることができます。

ただし、スープを飲むことで食塩も摂取してしまいます。

きのこやお肉から出るうまみを活用して薄味にし、食塩の摂りすぎに注意が必要です。

 

②きのこ

鍋に合うきのこは、えのき、しめじ、しいたけ…。

他にもたくさん!

そんなきのこには、食物繊維やビタミンDが豊富です。

 

食物繊維は、便秘解消効果が期待できます。

日本人は特に不足しているといわれているので、積極的にとりたい栄養素です。

 

ビタミンDは、骨を強くする効果があります。

成長期にはもちろん、骨粗鬆症を予防するために、大人にも必要な栄養素です。

油と一緒にとると、吸収しやすくなるため、鍋のほかにソテーもおすすめです。

 

③豆腐

絹ごし豆腐や木綿豆腐など、鍋によって違うものを入れるのも楽しいですね

豆腐は、たんぱく質が豊富に含まれています。

たんぱく質不足によって、体の筋力が低下し、

フレイルやサルコペニアを引き起こしやすくなります。

いつまでも趣味を楽しみ、明るく過ごせるように、

普段からしっかりとたんぱく質を摂取しましょう。

 

寄せ鍋、鶏だし鍋、キムチ鍋、水炊き…

たくさん種類があって楽しい鍋は、スープに溶けだした食材の栄養やうまみをとることができます。

また、野菜やきのこは煮込むことでかさが減り、たくさん食べることができます。

各家庭でアレンジを加えたり、具材を工夫したり、

ぜひお気に入りのレシピを見つけてください

おいしい鍋で心も体も温め、寒い冬を元気に乗り切りましょう!

2021.11.04

『旬』

介護施設栄養士
栄養士だより

皆様、こんにちは 🙂 
つつじガーデン宮内 栄養士の嶋田です。

10月は突然寒くなり、11月並みの寒さの日があったりと皆様体調を崩して
いませんでしょうか?
いつもより早くストーブやコタツを出した方も多いのではないでしょうか 🙂 

秋と言えば、やはり“食欲の秋”ですね!
食べ物には『旬』があります。
『旬』とは自然の中で普通に育てた野菜や果物がとれる季節や、魚がたくさん
とれる季節のことで、食べ物によってその時期は違いますが、一番美味しくて
栄養もたっぷりです。

先日、『旬』のさつまいもを使って大学いもを作って食べました。
さつまいもは、貯蔵して少し乾燥した冬の方が甘くなりますが、採れたてでも
十分美味しく頂けますね!

今回の大学いもは、お子様や高齢者の方にも食べやすい作り方です。

【揚げない大学いも】

①さつまいもをよく洗って、1センチ角にカットします。

②水に10分ほどさらし、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

③ホットプレートに油を入れ、カリッとするようにしっかり炒めます。
 (揚げると硬くなるので、今回は焼きます)

④しょうゆ、砂糖、みりんで味付けをし、ゴマを入れて出来上がり!!

「いいあじだった 🙂 」
「もっと食べたい 🙂 」
「久しぶりに食べたて― 🙂 」




頂いたさつまいもがまだあるので、近々またやるたいなーと考えています。
簡単に出来るのが嬉しいですね!

今後も、『旬』のものを食べることで、自然の恵みや四季の変化を皆様と
一緒に感じていきたいです 🙂