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2021.08.31

さわにわん って?

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは🌼

9月の栄養士コラムは新潟県長岡市にあります、あおい調剤薬局💊栄養士筒井が担当させていただきます🐩

 

日に日に涼しくなり秋の空気を感じつつありますね!

秋といえば、田んぼも畑も収穫🌾が始まり、紅葉🍁、読書📚、スポーツ🥎などなど…色々な楽しみがありますが…

 

やっぱり食欲の秋!🍐🍠🍄✨という方も多いのではないでしょうか??

秋は旬の食材が豊富で、日本の食べもののおいしさを感じられる季節ですよね♩

 

 

実は、日本の「和食」は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されているんです 😮 

ただ、単に日本食の具体的な内容やメニューが登録されているんだよ!というわけではなく…

 

「自然を尊ぶ」という日本人の気質に基づいた「」に関する習わしを、
“和食…日本人の伝統的な食文化と題し、「食事に付随する文化的生活や習慣を継承し維持していく」
という深い意味合いが含まれたものなのだそうです。💡

※「無形文化遺産」とは、芸能や伝統工芸技術などの形のない文化であり、土地の歴史や生活風習などと密接に関わっているもののことを指します。

 

そこで、今回はちょうどこの時期、からにかけてがおいしいと言われている和食の一品を紹介したいと思います!

 

 

皆さんは、“さわにわん”をご存知でしょうか?

漢字で記すと“沢煮椀”と書きます。

沢煮椀は、豚の背脂🐖を使用し野菜🥕は千切り、だし汁を使い、最後にコショウ🧂を振る、という特徴があります。

この料理の発祥については様々な説がありますが、漁師が漁に出る際に保存食として持っていた塩漬けの肉と野菜とを合わせたことが始まりだと考えられています🤔💭

日本の学校給食では、豚もも肉を使いさっぱりと仕上げていたり、
家庭で作る際は冷蔵庫にある野菜たちを組み合わせたりと、
食べ応えのある一品として簡単に作ることができちゃいます!

 

 

レシピはコチラ↓

 

  \お出汁が決め手!ごはんによく合う/
  さわにわん🐕🐕🐕

【材料】(2~3人分)
〇豚肉…80g(あらかじめ塩をふっておく)

〇にんじん…2/3

〇ごぼう…1/4

〇椎茸…2つ

〇えのき…1/3

〇春雨…15g

〇削りかつお…30g

〇水…500㏄

A 醤油…小さじ1

A 塩…適量

黒コショウ…お好みで

 

【作り方】
1. 豚肉(塩をふったもの)を細切りにする

2. ごぼうはよく洗い、にんじん、しいたけとともに4~5㎝の長さで細切りにする

3. えのきは野菜の長さに合わせて切っておく

4. はるさめはサッとゆで軽く水洗いしておく

5. 鍋に水を入れて中火にかけ、沸騰したら削りがつおを加える
  ひと煮立ちしたらで削りがつおをすくって取り出す

6. だし汁に豚肉をほぐしいれる※アクがでたら取る

7. 野菜、きのこ、春雨をいれ中火で
  具材に火が通るまで煮る

8. Aの調味料を加えて味を整える

9. 最後に黒コショウを振り
  お椀に盛り付けて完成

☆お好みであさつきや小ねぎをのせると色合いが良くなります!

 

ポイント🥢

🍐最初に豚肉を煮て、だし汁にうま味を移すこと
🍐野菜の食感を残すように煮すぎないことでおいしく仕上がります◎
🍐昆布や鰹節、干し椎茸などでしっかり出汁をとるとうま味がUP👆
 減塩につながります◎

 

キノコは動脈硬化防止、便秘の改善にも効果的なのでぜひお好きな種類のものを取り入れてみてくださいね♪

材料はなんとなく似ているけど、豚汁ともけんちん汁とも違う味をぜひご家庭でお試しください。

(“あ…給食の…!”とどこか懐かしく感じる方もいるかもしれません 😀 )

 

 

それでは素敵な9月をお過ごしくださいね。

 

次回の栄養士コラムもおたのしみに!👋

 

 

【参考】https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/