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2020.11.01

免疫力を高める食品の摂取を意識しよう

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは 😀

新潟県新潟市秋葉区新津にありますさくらんぼ薬局 管理栄養士の土田が担当させていただきます。よろしくお願いします!

毎日冷え込む寒さになってきました…。季節の変わり目は、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する時期です。

今年はコロナウイルスとも闘っていかなければなりません(^-^;

感染症に罹らない体づくりを心掛けましょう(* ̄0 ̄)/

 

今回はこの時期知っておきたい“免疫力”についてお話します。

 

免疫力とは…

身体の外から入ってくる細菌やウイルスなどから身体を守る、自己防衛機能のことです。

睡眠不足やストレス、偏った食生活など様々な要因で免疫力が低下します。

免疫細胞の約7割は腸に存在するといわれています。腸内環境を整えることで免疫力が高まります。また、抗酸化作用(ビタミンA・C・E)のある食品を積極的に摂り入れることも効果的です。

 

耳にしたことがある方も多いと思いますが「抗酸化」とは、活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える働きのことです。抗酸化作用のある栄養素について、体内で生成されるものもありますが、食事からの摂取が可能です。

ビタミンA・C・Eのほかに、ポリフェノールやカロテンと呼ばれるものにも多く含まれており、免疫力の上昇や老化防止、動脈硬化、がんの予防に役立ちます。

 

免疫“に関連する栄養素、はたらき、食品をご紹介します。

 

たんぱく質:免疫細胞の主成分となり、ウイルスの侵入を防ぎます
       食品例)肉類、魚介類、卵類、乳製品、大豆製品

乳酸菌:腸内細菌を整えることで、免疫力が高まります。
     食品例)ヨーグルト、キムチ、チーズなど

食物繊維:腸内で悪玉菌などの排出を促し善玉菌を増やして腸内環境を整えます。 
      食品例)野菜類、豆類、きのこ類などの植物性食品

ビタミンA:鼻や喉の粘膜を保護し、ウイルスの侵入を防ぎます。
       食品例)レバー、にんじん、モロヘイヤなど

ビタミンC:体内に侵入したウイルスを攻撃し、体外に追い出します。
       食品例)じゃがいも、ピーマン、パプリカなど

ビタミンE:免疫力を高め、細菌やウイルスを撃退するのに役立ちます。
       食品例)かぼちゃ、大豆、アーモンドなど

ビタミンA・C・Eは一緒に摂取することで相乗効果があるともいわれています。

1日3食規則正しく、主食・主菜・副菜を基本にバランスの良い食事をすることが大切です。

普段の食事に乳製品や果物を1品プラスするのも良いと思います。

献立を考えるときに意識してもらえたら嬉しいです(#^.^#)

 

今回は「かぼちゃとれんこんの挽き肉グラタン」を紹介します 🙂

材料(2人分)

○かぼちゃ:300g         ○バター:20g

○れんこん:50g          A小麦粉:適量

○合い挽き肉:100g         A牛乳:250ml

○玉ねぎ:1/2個          ○ピザ用チーズ:適量

○にんにく:2片           ○油:少々

〇砂糖:小さじ1           B塩こしょう:適量

〇醤油:小さじ1          〇パセリ:お好みで

作り方
1)かぼちゃは種とわたを取り除き1cm角切り、れんこんは小さめの乱切り、玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする。

2)フライパンに油をひいてにんにく(1片分)を炒め、挽き肉を入れて色づき始めたら●を入れて煮詰める。

3)2)にかぼちゃを加え、柔らかくなったらグラタン皿に移す。オーブンレンジを220℃(15分)で予熱する。

4)フライパンでバターを溶かし、にんにく(1片分)・玉ねぎ・れんこんの順に加え、玉ねぎがしんなりしてきたらAを少しずつ加えてかき混ぜる。とろみがでてきたらBを入れて味を調える。

5)3)のグラタン皿に4)を加え、チーズ散らす。220℃で10~15分焼き色がつくまで焼く。お好みでパセリを散らして完成!

ポイント
野菜不足になる冬の時期、長期保存がきく栄養たっぷりなかぼちゃを使用したレシピです。

れんこんは、ビタミンB12、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが含まれており、ストレスの緩和や疲労回復、整腸、老化防止等に効果があるといわれています。

調理前の手洗い・うがいはもちろん、食事からも栄養素を摂り入れて風邪、インフルエンザなどの感染症に罹らないようこの冬を乗り越えましょう!!

最後までお読みいただきありがとうございました(^.^)/~~~

来月もお楽しみに!