こんにちわ。
つつじ三条・渋木です。

お盆も終わり、蝉の声は聞こえなくなりましたが、
まだまだ夏を感じる日差しですね（*^_^*）

さて、今日は8月19日。
今朝は土田看護リーダーからの着信で1日が始まりました。
5月13日より当園ショートステイご利用されていたO様の『自発呼吸が停止されたそうです。』との知らせでした。

O様は、笑顔がとてもチャーミングで短歌を趣味としている90代の女性でした。
入所当初から生の最終期であり、全身機能不全の状態で
呼吸も大変苦しそうでしたが
大好きな三ツ矢サイダーを御家族から持参して頂いたり、
タクアンが好物なので当園から出る漬物はすべてタクアンにしたり・・・
と、しているうちにお元気になられました。

体操は車椅子上ではあるものの誰よりもリズミカルに参加♪され
趣味の短歌も復活！
名作を数々を創作され私達も新しい句が出来るのが楽しみでしたし
６月には上越にある団体に短歌を出展されました。
ヨモギ風呂を喜んで下さり、そのお気持ちを句にして下さったこともありました。

７月から少しづつ体調がまた低下していましたが、まだまだ創作意欲は衰え知らずでした。
今月に入りご飯を食べることが難しくなり
私達の話し掛けに理解はして下さっていたようですが返答できず、眼を開けることも困難な状態でしたが
それでも時折、歌や体操を聞きにホールまで離床されると微かに笑っているような表情を浮かべて下さって私達も『いい顔されてるねー』と話していました。

お盆に入り、いつ緊急の連絡が来てもおかしくない状態でしたので
夜間はいつも電話が鳴ってないか携帯電話を何回も何回も確認していた状況でした。
その電話が、今日の朝でした。

今朝は馬場先生に診てもらった後、大好きなお風呂に入って頂き
ご家族様と一緒に思い出話をしながら
ご家族様にお手伝いいただきエンゼルケアを施しました。

最後に娘様が、くちびるに口紅の赤をさして下さり『ば～か、いとしげな』茶っ気たっぷりなO様のいつもの御顔になりました。

O様、ご家族様、当園をご利用下さり有難うございました。
あの斬新な句、私達はいつまでも忘れません！
　　　『看護師にくすりを塗ってもらってる
　　　　　　　　　　　　若いスタッフの手の暖かき』
合掌。