こんにちは!(^^)!
今回は富山県富山市大泉本町にあります うさぎ薬局 栄養士の松岡 亜矢奈が
担当させていただきます。よろしくお願いいたします 😀
先日、祖母に作ってもらった料理が美味しかったのですが、聞き覚えのない料理名だったので、すぐに調べたところ、祖母の出身地である新潟県の魚沼地方に伝わる郷土料理でした 😮
栄養価も高く、とても美味しかったので皆様にもご紹介したいと思います!!
新潟県の郷土料理「きりざい」について
①歴史
「きりざい」は、納豆に刻んだ野菜を混ぜ合わせた料理です。きりざいの「きり」は切ること、「ざい」は野菜の「菜」の意味を表しています。その歴史は古く、戦国時代には武士が※兵糧として持ち歩いていたという記録が残っているそうです(゜.゜)
※兵糧…戦争時における兵士の食糧のこと
②由来
肉や魚がほとんど食べられなかった時代に※良質なたんぱく源である納豆はとても貴重で、余った漬物や野菜を細かく刻み量を増やして食べたのがはじまりだといわれています。身近にある野菜を使いその切れ端も大切に使う、おばあちゃんの生活の知恵から生まれた料理なんだそうです(^^)
手軽につくれて効率良く栄養を摂取できることから厳しい自然環境で生活していた先人たちにとって大切な栄養素でもありました。
③納豆の栄養
②の由来でも少しお話ししましたが、納豆には※良質なたんぱく質が含まれます。また、納豆のネバネバは、他の食べ物と一緒にすると、そのたんぱく質の消化吸収が良くなります。ビタミンB2も原料の豆のときより約5倍にも増え、また、納豆は血管をつまらせる病気を防ぐ働きもしてくれます(^^)
※ 良質なたんぱく質…“必須アミノ酸”(体内で作り出すことのできない9種類のアミノ酸)がバランス良く含まれたたんぱく質”のこと
✐一口メモ
今ではきりざいに納豆を入れるのは当たり前ですが、昔は貴重な食材だったため、納豆を入れたものはハレの日のごちそうだったそうですよ(^^)/
自分の好みの食材を合わせて作ることもできるので、バリエーションが豊富です(*^-^*)
また、年間を通して食べられる料理で、その時期に手に入る旬の食材を使って作るものだそうです。ご飯のお供にしたり、おつまみとしても食べられているそうです 🙂
★レシピ紹介
新潟県の郷土料理 ~きりざい~

材料(2人分)
・野沢菜漬け…50g
・大根の味噌漬け…25g
・大根…100g
・にんじん…30g
・納豆…30g
・こいくちしょうゆ…1g
□作り方
1)大根は細かくさいの目切りにして、にんじんはみじん切りにし、3~4分ほど茹でる。
※柔らかめが良い方は5分程茹でてください。
そのあと軽く水気を切る。
2)野沢菜漬けと大根の味噌漬けも1)の大根と同じくらいの大きさに切り、野沢菜漬けは水気を絞る。
3)1)と2)とこいくちしょうゆ、納豆、をボウルで混ぜ合わせる
4)混ぜ合わせた3)を器に盛りつけて完成♪
★丼にご飯を盛ってきりざいをのせた“きりざい丼”も簡単で美味しいので、ぜひ作ってみてくださいね(^^♪
【栄養価(1人分)】
エネルギー:58kcal たんぱく質:3.6g 脂質:2.1g 食塩相当量:1.6g ビタミンB2:13mg ビタミンC:140mg
最後まで、ご覧いただきありがとうございました!(^^)!
次回の更新もお楽しみに♪
調剤薬局栄養士
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こんにちは!
今月のブログは新潟県三条市にあります わかば調剤薬局 管理栄養士の萱森が担当させていただきます!
今年の5月に、サイエンスクッキングのブログが掲載されましたが、ご覧いただけましたでしょうか?
(まだの方はぜひご覧ください!)
そこで!今回の9月号は、サイエンスクッキング第二弾と題して、「ご家庭で簡単に作れるチーズ」についてお話しします。
実はチーズ作りにも科学が関わっているのです!
牛乳とお酢だけでチーズができるのはご存知ですか?
なぜ液体のもの同士を混ぜ合わせると固形のチーズができあがるのでしょうか?
今回は、中でもとても簡単にできる「カッテージチーズ」の作り方を化学を交えてお話しします。
以下の材料を準備しましょう。
・牛乳 500㎖
・酢 30㎖(大さじ2)
では作ってみましょう~!
①鍋に牛乳を入れて60~70度に温めます。(鍋のふち全体に小さな泡がプツプツ出るくらいです)
②火を消して温めた牛乳に酢を入れます。10秒数えたら、玉じゃくしで全体をゆっくり混ぜます。
その後少し置きます。
③しばらくすると、もろもろとした豆腐のような固形状のものと、やや黄色がかった水分とに分離します。

④ボウルにキッチンペーパーをしいたざるを乗せ、なべの中のものを玉じゃくしで全部入れます。
キッチンペーパーに残った白いものがカッテージチーズです。

分離した水分(ホエー)にはたんぱく質やミネラル、ビタミンがたくさん含まれています!捨てるのがもったいないという方は、レモン汁やオレンジジュースを入れるとおいしくいただくことができます。
では、なぜ牛乳が固まるのでしょうか?
牛乳のたんぱく質にはカゼインという成分が多く含まれています。
このカゼインはお互いに反発する特徴があるため、通常はカゼイン同士がくっつくことなく分散しているのです。
ここへ酸性のお酢が入るとカゼイン同士がくっつき、固まることでカッテージチーズが出来あがります。
では先程のカッテージチーズを用いたレシピをご紹介いたします。
レンジでできる!ほうれん草のカッテージチーズ和え

材料(2人前)
・ほうれん草 1/2袋 (200g)
・カッテージチーズ 50g
(A)
・めんつゆ(2倍濃縮) 大さじ1
・白すりごま 大さじ1
・砂糖 小さじ1
①ほうれん草は水で洗い、耐熱ボウルに入れ、レンジで3~4分加熱し、冷水にさらします。冷めたら軽く絞って3㎝程度の幅に切ります。
②ボウルに(A)を入れ混ぜ合わせ、1のほうれん草とカッテージチーズを和えたら完成です。
ほうれん草からは鉄分、カッテージチーズからはたんぱく質を摂取できる栄養豊富なレシピです。
ぜひ作ってみてください。
次回のブログもお楽しみに!
参照:株式会社明治
こんにちは!
石川県金沢市にあります、小立野あおば薬局の管理栄養士 和田響可です。
8月の栄養士ブログを担当させていただきます。よろしくお願いします (*・ω・*)ノ
毎日熱中症アラートが出されるほど厳しい暑さの夏となりましたが、皆様体調を崩されていませんか?気象庁の最新の発表によると、今年の夏の暑さは9月上旬まで続くとのこと… (=ω=; )
食事と水分をしっかり摂って、夏を乗り切りましょう!
今月の栄養士ブログでは、先日石川エリアで開催させていただいた栄養教室の様子を紹介させていただきます。
6月21日、金沢市内に新しくオープンした 石川県立図書館「百万石ビブリオバウム」の食文化体験スペースで栄養教室を開きました。
第1回となる今回は「糖尿病」をテーマにし、7名の方にご参加いただきました。

↑石川県立図書館 百万石ビブリオバウム
~6月21日当日のプログラム~
・薬剤師による糖尿病についてのお話
・管理栄養士による糖尿病の食事療法についてのお話
・血糖が気になる方向けレシピの調理実演~桜エビのキッシュ風~
・管理栄養士考案1600kcalのランチ食事会

↑薬剤師による糖尿病についてのお話の様子

↑血糖が気になる方向けレシピの調理実演~桜エビのキッシュ風~
栄養教室の最後に調理実演した~桜エビのキッシュ風~をメイン料理にした1日1600kcalの減塩ランチをお召し上がりいただきました。
今後も栄養教室や栄養相談会を計画中ですので、お楽しみに!
今月のレシピは栄養教室で好評をいただきました「桜エビのキッシュ風」です。

♪栄養教室で参加者の皆様に提供した減塩ランチ♪
・ご飯
・桜エビのキッシュ風
・ブロッコリーの胡麻マヨ和え
・大豆のトマトスープ
・ヨーグルトとブルーベリージャム
桜エビのキッシュ風(3人前)
材料
・アスパラガス 60g
・玉ねぎ 90g
・バター 9g
・しめじ 45g
・まいたけ 45g
・桜エビ 12g
●卵 2個
●豆乳 90ml
●塩 0.9g
・とろけるチーズ 30g
作り方 (所要時間約30分)
1)アスパラガスは筋を取って食べやすい長さに、玉ねぎは薄切りに切る。
2)しめじとまいたけは、半分の長さに切り、手でばらす。
3)1)と2)をバターで炒める。
4)3)と桜エビ、●を混ぜ合わせて耐熱容器に注いでチーズを散らす。
5)オーブンを200℃で予熱し、200℃で約15分焼き、
さらにアルミホイルを被せ約5分焼いて完成!
最後までご覧いただきありがとうございました!
来月の栄養士ブログもお楽しみに♪ (*・ω・*)ノ