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調剤薬局栄養士
栄養士コラム, 栄養士のつぶやき

こんにちは!

9月の栄養士コラムを担当します、小立野あおば薬局 管理栄養士の畝です。

暑さもようやく一段落し、季節の移り変わりを感じる頃となりました。みなさん、体調の変化にはお気をつけ下さいね。

 

さて、先日スーパーに行った際、ある商品に目が止まりました。

「えごま油」と「アマニ油」が目立つ場所で大量陳列されていたんです。血圧や血中脂質の改善に効果があるといわれている“オメガ3”が豊富に含まれているため、近年注目されています。

ところで最近では色々な種類の食用油が販売されていますよね。一口に油といっても、色々な種類と働きがあるので、脂肪酸の種類と、多く含まれる食品について、簡単にまとめてみました。(油は、脂肪酸が組み合わさってできています。)

この4種類のうち、オメガ6オメガ3(の主成分のα-リノレン酸)は人の体内では作り出すことができないため、「必須脂肪酸」と呼ばれ、必ず食品から摂る必要があるんです!ただ、それぞれ正反対の作用を持っているため、バランス良く摂ることが大切です。

冒頭のお話に戻りますが、現代人の食生活ではオメガ6が過剰摂取気味と言われています。魚を食べる頻度も減り、不足しがちなオメガ3 を多く含むえごま油やアマニ油が注目されているんですね。

ただし、えごま油、アマニ油の加熱調理は厳禁です。みそ汁やサラダ、コーヒー、ヨーグルトなどにそのままかけて摂りましょう。目安量は小さじ1杯とされています。

また、とても酸化しやすいので、早めに使い切るようにしましょう!

ちなみに、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で定められているオメガ3(n-3系脂肪酸)の1日あたりの摂取量は、成人男性 2.0g~2.2g、成人女性 1.6g~2.0g となっています。

この量を摂るには焼いたサンマで約半尾、お刺身5切程度です。以外と手軽に摂れると思ったのは私だけでしょうか?

肉や乳製品からの動物性脂質ばかりに偏らないように、今が旬のサンマなど、ぜひ積極的に食卓に並べてみてくださいね!

最後に、サンマを使った変わり種のレシピをご紹介します。

さんまとかぼちゃのコロッケ

材料(8個分)

○かぼちゃ

○さんま

○玉ねぎ

○カレー粉

○塩コショウ

 

1/4 個

100g

1/3 個

お好み

少々

 

○小麦粉

○卵

○パン粉

○サラダ油

〇揚げ用油

 

適量

1個

適量

大さじ1

適量

★作り方
1)さんまを3等分に切り皿に乗せ、10mlの酒(分量外)を入れて1分電子レンジで加熱する。
2)さんまの身を軽くほぐし、軽く水気を切ったらフライパンでフレーク状になるまで炒める。
3)かぼちゃを小さく切って10分電子レンジで加熱し、フォークで潰す。玉ねぎはみじん切りにし、サラダ油をひいたフライパンで炒める。
4)2)と3)と塩コショウ(たっぷりめ)、カレー粉を混ぜて、成形する。
5)小麦粉→溶き卵→パン粉の順で付け、きつね色になるまで揚げて出来上がり♪

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回の栄養士ブログもお楽しみに!

調剤薬局栄養士

 

こんにちは!

 

新潟県新潟市中央区にある、あおば薬局女池店管理栄養士 森田みずきと申します。

今月のブログを担当させていただきます。よろしくお願い致します(^^)/

 

8月に入り、いよいよ夏本番!🌞 毎日毎日、暑くて大変ですよね。

 

突然ですが、みなさんはお弁当を作ることはありますか?

新潟市では6月頃から30℃近くの日もあり、お弁当袋に保冷剤を入れるようになりました。💦

 

お弁当は、お料理を作ってからしばらく時間が空いて、食べることがほとんど・・・。

衛生管理が気になる方も多くいらっしゃるかと思います。

 

本日のブログは、お弁当を作るときに気を付けたい食中毒!についてお話していきたいと思います。

 

 

ひとくちに食中毒といっても様々な種類に分けられますが、

梅雨から夏の時期に注意して頂きたいのが「細菌」に由来する食中毒です。

 

なぜ夏は細菌由来の食中毒に注意しなければならないのでしょうか??

理由は、「高温多湿」な日本の環境に由来するんです💡

 

 

食中毒の原因となる細菌は、ジメジメした湿気のある環境を好みます。

さらに、食中毒を引き起こす細菌の多くは、室温(約20度)くらいで活発に増殖し始め、

人間の体温ぐらいの温度で増殖のスピードが最も速くなります。

 

梅雨時期から夏場は最も細菌が生息しやすい温度帯なんです。

事実、細菌性の食中毒は6月から9月に多発するといわれています・・・!

 

 

では、細菌の増殖を防ぐにはどうすればいいのか??

 

食中毒の基本3原則「つけない」「ふやさない」「やっつける」を心がければ安心です!

1つ1つ詳しく見ていきましょう。

 

 

  • 「つけない」

・手洗いをしっかり行う

・調理器具やお弁当箱は清潔なものを使用

・出来上がったお料理が手に触れないように、手袋を使用

 

  • 「ふやさない」

・生野菜は細菌が増殖しやすいので夏場は注意

・ミニトマトの「ヘタ」は細菌が繁殖しやすいので取ってから良く洗い、つめる

・ごはん、おかずともに粗熱をとってからお弁当箱の蓋を閉める

 

  • 「やっつける」

・お肉、お魚などのおかずは中までしっかり加熱

・卵は半熟ではなく、固ゆででより安心

・作り置きしていたおかずは75℃以上に再加熱してからお弁当につめる

 

 

この3原則を心がければ、お弁当作りも安心してできるかと思います(^^)/

 

このブログを書くにあたり、食中毒についていろいろ調べ物をしていましたが、

農林水産省HPに「お弁当に関する3分クイズ」が楽しめる動画がありました。

 

私も動画を見てみましたが、実用的でとても勉強になる内容でした!

もっと詳しく知りたい!クイズをやってみたい!という方はぜひご覧ください。

https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html

 

 

 

さて、今日のレシピはこちら!お弁当にぴったりの茄子の肉巻きです!

 

 

↓↓

 

 

 

なすと大葉の肉巻き(2人前)

 

 

★材料

豚バラ ・・・ 8枚程度
なす ・・・ 中くらいの大きさ2本
大葉 ・・・ 8枚程度
塩・こしょう ・・・ 適量
片栗粉 ・・・ 大さじ1
サラダ油 ・・・ 適量
Ⓐしょうゆ、みりん、酒 ・・・ 各大さじ1
Ⓐにんにくチューブ ・・・ 1~2cm程度
一味、七味唐辛子 ・・・ お好みで

 

★作り方

① なすのヘタを取り、縦に切ってなすを4等分にする。

② 豚バラ、大葉、なすの順番でまな板の上に置き、豚バラで大葉となすを包むように巻く。

③ ②に塩・こしょうをふりかけ、さらに片栗粉をつける。

④ フライパンにサラダ油をしき、豚肉の巻き終わりが下になるように③をフライパンに置く。

⑤ 中火ですべての面に焼き色が付くように肉を回転させながら焼く。

⑥ Ⓐを混ぜ合わせたものと水大さじ1(分量外)をまわし入れ、弱火~中火で蓋をして5分蒸し焼きにする。

⑦ 盛り付けて完成!

 

 

1口サイズにすればお弁当のおかずにもぴったりです!

簡単に作れるのでぜひ作ってみて下さい!

 

 

では、今回のブログはここまで(^^)/

次回のブログもお楽しみに~!!

2022.07.06

お酢の力

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは!

7月の栄養士コラムを担当します、あおば薬局高岡店 栄養士 井ノ山友香です!😊

 

暑い日が続いていますね💦

みなさん体調は崩されていませんか??

 

暑い時すっきりした物が食べたくなったり、飲みたくなったりしませんか?

ここ数年、韓国発のお酢ドリンクが人気で私もよく飲んでいますが

口の中がスッキリして暑い夏にぴったりだと思います!

 

お酢は体に良いと有名ですね!

改めてお酢が体に与える効果をご紹介したいと思います😆

 

★内臓脂肪の減少

 お酢に含まれるアミノ酸が脂肪燃焼を助け内臓脂肪を減少させる効果があります。

 

★腸内環境を整える

 腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整えることで便秘改善にもつながります。

 

★疲労回復

 身体が疲れている時は体内に乳酸が溜まっている状況です。お酢に含まれているクエン酸は体内の乳酸を分解します。

 

★血圧を下げる

 お酢の主成分である酢酸が血管を広げるアデノシンに働きかけ、血圧上昇を抑える効果があります。

 

毎日15ml(大さじ1)~30ml(大さじ2)程度の摂取で上記の効果があると実証されています。

(参照:ミツカン)

 

 

※お酢には血糖値の上昇を抑える効果がありますが、お酢ドリンクには血糖値を上昇させる原因となる「果汁」「砂糖」「果糖ブドウ糖液糖」などが入っているものが多いです。糖尿病の方、血糖値が高めの方はお酢ドリンクではなく、調味料としてお酢を使用する事をおすすめします。

 

最後に暑い夏にぴったりのシャーベットのレシピをご紹介します!

 

簡単!お手軽シャーベット

材料(2人分)

・果実酢      60ml

・水        140ml

・氷(冷やす用)  400g

・塩(冷やす用)  100g

 

作り方

1)果実酢と水をジップ付きポリ袋に入れる。

2)1)の袋よりひと回り大きいジップ付きポリ袋を用意して氷と塩を

  入れる。その中に1)を袋ごと入れる。

3)タオルで全体を巻いて10分ほど揉む。

4)シャーベット状に固まったら完成♪

 

果実酢ではなくジュースでも作ることができます!

揉むだけで作れる簡単シャーベットなのでお子様ともご一緒に😆

熱中症に気を付けて楽しい夏にしましょう☀

 

次回もお楽しみに~!!