新着情報

2023.09.04

おうちで科学実験第二弾!「簡単♪チーズ作り」

調剤薬局栄養士
栄養士コラム, 栄養士のつぶやき, 調剤薬局栄養士

こんにちは!

今月のブログは新潟県三条市にあります わかば調剤薬局 管理栄養士の萱森が担当させていただきます!

 

今年の5月に、サイエンスクッキングのブログが掲載されましたが、ご覧いただけましたでしょうか?

(まだの方はぜひご覧ください!)

そこで!今回の9月号は、サイエンスクッキング第二弾と題して、「ご家庭で簡単に作れるチーズ」についてお話しします。

 

実はチーズ作りにも科学が関わっているのです!

牛乳とお酢だけでチーズができるのはご存知ですか?

なぜ液体のもの同士を混ぜ合わせると固形のチーズができあがるのでしょうか?

今回は、中でもとても簡単にできる「カッテージチーズ」の作り方を化学を交えてお話しします。

 

以下の材料を準備しましょう。

 

・牛乳  500㎖

・酢   30㎖(大さじ2)

 

では作ってみましょう~!

①鍋に牛乳を入れて60~70度に温めます。(鍋のふち全体に小さな泡がプツプツ出るくらいです)

②火を消して温めた牛乳に酢を入れます。10秒数えたら、玉じゃくしで全体をゆっくり混ぜます。

 その後少し置きます。

③しばらくすると、もろもろとした豆腐のような固形状のものと、やや黄色がかった水分とに分離します。

 

④ボウルにキッチンペーパーをしいたざるを乗せ、なべの中のものを玉じゃくしで全部入れます。

キッチンペーパーに残った白いものがカッテージチーズです。

分離した水分(ホエー)にはたんぱく質やミネラル、ビタミンがたくさん含まれています!捨てるのがもったいないという方は、レモン汁やオレンジジュースを入れるとおいしくいただくことができます。

 

では、なぜ牛乳が固まるのでしょうか?

牛乳のたんぱく質にはカゼインという成分が多く含まれています。

このカゼインはお互いに反発する特徴があるため、通常はカゼイン同士がくっつくことなく分散しているのです。

ここへ酸性のお酢が入るとカゼイン同士がくっつき、固まることでカッテージチーズが出来あがります。

 

 

では先程のカッテージチーズを用いたレシピをご紹介いたします。

 

レンジでできる!ほうれん草のカッテージチーズ和え

材料(2人前)

・ほうれん草        1/2袋 (200g)

・カッテージチーズ     50g

 

(A)

・めんつゆ(2倍濃縮)   大さじ1    

・白すりごま          大さじ1

・砂糖             小さじ1

 

①ほうれん草は水で洗い、耐熱ボウルに入れ、レンジで3~4分加熱し、冷水にさらします。冷めたら軽く絞って3㎝程度の幅に切ります。

②ボウルに(A)を入れ混ぜ合わせ、1のほうれん草とカッテージチーズを和えたら完成です。

 

ほうれん草からは鉄分、カッテージチーズからはたんぱく質を摂取できる栄養豊富なレシピです。

ぜひ作ってみてください。

 

次回のブログもお楽しみに!

 

 

参照:株式会社明治