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2019.09.02

実は危険!?食中毒の予防法

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちわ♪

栄養士ブログ 第6回目の更新です!

今回は新潟県長岡市千手にあります あおい調剤薬局管理栄養士 

田村が担当させていただきます。

 

厳しい暑さも納まり過ごしやすい季節に向かっていますが

9月もまだまだ食中毒が多い時期になります。

今回はご家庭で気を付けていただきたい食中毒についてピックアップしてみました!

火を通したから大丈夫。冷蔵庫に入れておいたから大丈夫。

その認識、本当に正しいでしょうか…??

 

①おにぎり

塩をまぶして中に梅干しを入れたから大丈夫!

…それ、間違っています!!

おにぎりにみられる黄色ブドウ球菌は耐塩性のため、塩をまぶしても菌は増殖します。

また梅干しの殺菌作用が効果的なのは梅干しに触れている部分だけ。

その周辺にはあまり効果がありません。

黄色ブドウ球菌は手に常在しているため、おにぎりを握るときは

ラップに包むなど直接手が触れないように工夫することが大切です。

また梅干しなど殺菌効果があると言われているものを過信せず、

作りたてを食べるか、保冷剤等を上手に活用しましょう。

 

②カレー・シチュー

カレーやシチューはしっかり火を通しているから大丈夫!

…それ、間違っています!!

カレーやシチューなどの煮込み料理にみられるウェルシュ菌は

耐熱性の毒素を作り出すため、100℃で加熱しても毒素はなくなりません。

大切なのは菌が増えないようにカレーを鍋の中に入れたまま放置しないこと。

ウェルシュ菌は酸素が嫌いなのでたくさん酸素に触れるように

タッパーなどに小分けにして冷蔵庫に入れておくのが望ましいでしょう。

 

 

弊グループ内の介護施設つつじガーデン・つつじガーデン宮内にて、

食中毒の講習会を開催しました。

皆様クイズや手洗いの練習に積極的に参加してくださり

私自身、とても楽しい時間を過ごさせていただきました♪

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

来月もお楽しみに