みなさん、こんにちは。
今回ブログを担当します、つつじガーデン三条裏館の伴内です。
よろしくお願い致します。
秋といえば、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋・・・
いろいろありますが、なんと言っても食欲の秋ですね!
これからの時期は、新米やぶどう、梨、柿、栗、さんまなど、秋ならではの味覚の収穫が待ち遠しいですね。
旬の食材や好きな食べ物を、いつまでも美味しく食べたいですね。
高齢になると、だんだん飲み込む力が弱くなり、「嚥下障害」になる方がいらっしゃいます。
今回は嚥下障害について少しお話します。
嚥下障害とは、飲み込む動作が上手くできない状態を言います。
食べ物をうまく飲み込めないと食事がしにくくなるので、低栄養や脱水、喉に詰まって窒息の可能性があります。
下記のような症状があったら要注意です。
・むせる
・噛んで飲み込めなくなる
・食事量が減る
・食事のあと声がかすれる(飲み込めなくなると口の中に食べ物が残り、痰が絡みやすくなるため)
また、食べ物にも気を付けなければなりません。
・パサパサしているもの(パン、ゆで卵、焼き魚など)
・ベタベタしているもの(餅、団子)
・かたくてまとまりにくいもの(こんにゃく、たこ、いか、ごぼうなど)
・サラサラした液体
これらは、むせたり詰まったりしやすいものです。
施設で実際に行っている嚥下障害の改善方法をご紹介します。
①リラックスする
施設では、食事前に軽い体操を行っています。
体操や深呼吸をすることで、体をリラックスさせます。
②「飲み込みましょう」と声をかけ、飲み込むことを意識してもらう
③おかずに「あん」をかけたり、ペースト状にする
④発声練習をする
「パ・タ・カ・ラ」の4音を大きな声で繰り返し発声し、嚥下に関わる器官を動かします。
「パ」「タ」・・・口唇と舌の筋力を鍛えます。
「カ」・・・食道につながる喉の奥を動かします。
「ラ」・・・食べ物を喉の奥に送るスムーズな舌の動きを鍛えます。
嚥下機能を鍛え、秋の味覚を思う存分楽しみましょう!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。