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調剤薬局栄養士
栄養士コラム

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

 

記念すべき2021更新は新潟県あおば薬局女池店、本間が担当させていただきます。

どうぞ最後までおつきあいください 😀 

 

さて、お正月に食べるものといえばお餅ですね。

みなさんはいくつ食べましたか?

 

今回はお餅についてのお話です。

 

普段食卓に並ぶご飯というと、うるち米が多いですが、お餅はうるち米ではなくもち米を蒸して、ついて作られています。

 

同じ100gでは、ご飯(うるち米)が168kcalに対し、お餅は234kcalとエネルギー量が多く、
効率良くエネルギーを摂取することができるため、エネルギーがたくさん必要なときにおすすめの食品です。

 

例えば・・・

スポーツ選手や、運動を行う部活動・体を動かす仕事をする人などなど。

 

他にも、妊娠中にご飯が進まないときなどに汁物にお餅を入れてみるのもおすすめです。

 

お餅の栄養素は主に炭水化物ですが、たんぱく質も含まれています。

お餅やご飯に含まれるたんぱく質は麺やパンなどの小麦粉製品よりも良質ですので、この点でもおすすめです。

 

しかし、ご飯やお餅に含まれるたんぱく質だけでは量が少なく、
質についても良質なたんぱく質源である肉や魚や卵、大豆製品等にはかないません。

 

お餅に含まれるたんぱく質には、「リシン(リジン)」というアミノ酸が不足しているため、
「リシン(リジン)」の多く含まれる、きなこと組み合わせるのがおすすめです。

 

また、食事として食べるときは主食主菜副菜をそろえて、さらにバランスアップしましょう!

 

さて、お餅の栄養についてお話してまいりましたが、
お正月に用意したお餅が余ってしまったという方も多いのではないでしょうか?

今回はお餅レシピを紹介いたします。

 「餅ピザ」


 【材料】(2~3人分)             
・切り餅      4個
〇ピーマン     1/2個
〇たまねぎ     1/8個
・シーチキン    適量
・ケチャップ     適量
・ピザ用チーズ   適量
・オリーブ油    適量
・水        大さじ1

【作り方】
1)切り餅を0.5cmほどの厚さにスライスする。〇の具材を薄くスライスする。
2)フライパンにオリーブ油を薄く敷き、餅を並べて火にかける。
3)餅がくっついたら裏返してケチャップを塗り、〇の具材とチーズをのせる。
4)水を加え、ふたをして約5分蒸し焼きにする。
5)ふたをあけ、餅の端がカリッとするまで焼いたら完成!

ケチャップをレトルトのカレーやミートソースピザソースに変えたり、
具材をお好みのものに変えてもおいしくお作りいただけます。

喉につまらせないよう、ゆっくりよくかんでお召し上がりください。

また、先にお話したように、お餅は栄養たっぷりですので、食べすぎには要注意です 😯 

 

 

みなさんも普段の食事にお餅をうまく活用してみてはいかがでしょうか 😀 

 

今回はここまで。

次回の更新もおたのしみに♪

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは。 😀 

12月は新潟県三条市にあるさくら調剤薬局🌸 管理栄養士の羽生が担当させていただきます!!(^^)!

師走に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。
皆さんにとって2020年はどんな年でしたか?

今年は新型コロナウイルスの拡大で今までと違う一年を過ごされたかと思います。

だんだん寒くなってきてストーブ・暖房をつけて家でまったり・・・でも忘れてはいけません。

 

そう、換気を!

 

冬はインフルエンザ、コロナウイルスなどウイルスが集まる条件が揃っています。
空気を循環し、ウイルスを外に出すためにも寒い 😿ですが、定期的な換気を心がけましょう!

換気時間の目安としては、一般家庭では「1時間に5~10分ほど」と言われています。
ただ1つの窓を開けるだけでなく、その対角線上にある他の窓も開けて、家全体に空気の流れをつくるように、換気経路を考えることが重要です。

 

さて、話は変わりますが、皆さんは冬といえば何を思い浮かべますか??

雪、クリスマス、冬至、コタツ、みかん…コタツにみかんの風景は冬の風物詩ですよね。🤤
そこで今回は冬に欠かせない果物、みかんについてご紹介したいと思います。

日本人が一般的に思い浮かべるみかんは主に温州みかんです。

みかんにはビタミンCβ₋クリプトキサンチンクエン酸などの栄養素が含まれています。
以下にそれらの栄養素がもたらす効果について挙げました。

 

みかんの実に含まれる栄養と効果

🍊ビタミンC

  ・・・老化やがん・動脈硬化の抑制、免疫力を維持する、肌の健康をサポートする、などの働きがある
     みかん3個程度で1日に必要な摂取量を摂ることができる

🍊β₋クリプトキサンチン(黄色い色素の成分)

  ・・・体内でビタミンAになる(ビタミンAの働き:目や皮膚の粘膜を健康に保つ)
     老化やがん・動脈硬化の予防、骨粗鬆症や生活習慣病の予防に役立つ

🍊クエン酸

  ・・・みかんの酸っぱさを作り出す栄養素、疲労回復効果や血をきれいにする働きがある

🍊カリウム

  ・・・ナトリウムを排泄し、血圧を下げる働きがある
     体内の塩分と水分のバランスをよくすることで、むくみの解消に役立つ

🍊ペクチン(薄皮に含まれる)

  ・・・腸内環境を整える、コレステロール値を低下する働き

🍊ヘスペリジン(薄皮・白いスジに含まれる)

  ・・・血流の改善(冷え性改善)、目のかゆみや鼻水などアレルギー症状の緩和、骨粗鬆症予防の働きがある

 

また、みかんの豆知識としまして、
美味しいみかんの見分け方

・色が濃いもの

・皮のキメが細かいもの

・重みがあるもの

・皮の色が黄色よりも赤みが強いもの

です!保存方法では

・適度に湿度が保たれていて風通しが良く、3~8℃くらいの涼しい場所で保管すること

・箱に入ったまま保存する場合は、ふたを開けて通気性を良くすること

・つぶれたところから腐ってしまうので、箱の下のものから食べるように心がけること

ポイントです。

 

みかんは水分量が多いのでエネルギー(kcal)が低く、ダイエット中の人にオススメです。
ですが、美味しいからと言ってくれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

 

また、みかんを貰って大量に余ってしまった。たまには違った工夫で食べたいわ、なんて思ったことありませんか??
ここから先はみかんを活用したちょっぴりおしゃれな料理をご紹介します。

🍊鶏もも肉みかん煮

【材料】(二人分)             
・鶏もも肉   1枚    
・みかん    Mサイズ2個
・サラダ油   適量  
◆醤油     大さじ1
◆みりん    小さじ2
◆水      1/2カップ

【作り方】
1)みかんは皮をむき、1房ずつバラバラにする。
2)鶏肉は一口大に切る
3)フライパンに油を入れ、鶏肉の皮目を下にして強火で焼く
4)焼き目がついたら火を弱めて裏返す
5)1)のみかんを半分くらいにちぎりながら入れ、◆を入れて弱火で調味料がなくなるまで煮る、

ポイント
🍊みかんの色素成分、β₋クリプトキサンチンは油に溶けやすいため、油と一緒にとると体内への吸収率が高まります。
🍊みかんにはたんぱく質分解酵素が含まれているため、お肉と一緒に調理することで、お肉が柔らかくなります。

 

いかがでしたか?みかんも実はこのように料理に活用できるんです。

ぜひお試しください(^o^)

 

今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました 🙂 
来年の更新もお楽しみに~~  

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは 😀

新潟県新潟市秋葉区新津にありますさくらんぼ薬局 管理栄養士の土田が担当させていただきます。よろしくお願いします!

毎日冷え込む寒さになってきました…。季節の変わり目は、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する時期です。

今年はコロナウイルスとも闘っていかなければなりません(^-^;

感染症に罹らない体づくりを心掛けましょう(* ̄0 ̄)/

 

今回はこの時期知っておきたい“免疫力”についてお話します。

 

免疫力とは…

身体の外から入ってくる細菌やウイルスなどから身体を守る、自己防衛機能のことです。

睡眠不足やストレス、偏った食生活など様々な要因で免疫力が低下します。

免疫細胞の約7割は腸に存在するといわれています。腸内環境を整えることで免疫力が高まります。また、抗酸化作用(ビタミンA・C・E)のある食品を積極的に摂り入れることも効果的です。

 

耳にしたことがある方も多いと思いますが「抗酸化」とは、活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える働きのことです。抗酸化作用のある栄養素について、体内で生成されるものもありますが、食事からの摂取が可能です。

ビタミンA・C・Eのほかに、ポリフェノールやカロテンと呼ばれるものにも多く含まれており、免疫力の上昇や老化防止、動脈硬化、がんの予防に役立ちます。

 

免疫“に関連する栄養素、はたらき、食品をご紹介します。

 

たんぱく質:免疫細胞の主成分となり、ウイルスの侵入を防ぎます
       食品例)肉類、魚介類、卵類、乳製品、大豆製品

乳酸菌:腸内細菌を整えることで、免疫力が高まります。
     食品例)ヨーグルト、キムチ、チーズなど

食物繊維:腸内で悪玉菌などの排出を促し善玉菌を増やして腸内環境を整えます。 
      食品例)野菜類、豆類、きのこ類などの植物性食品

ビタミンA:鼻や喉の粘膜を保護し、ウイルスの侵入を防ぎます。
       食品例)レバー、にんじん、モロヘイヤなど

ビタミンC:体内に侵入したウイルスを攻撃し、体外に追い出します。
       食品例)じゃがいも、ピーマン、パプリカなど

ビタミンE:免疫力を高め、細菌やウイルスを撃退するのに役立ちます。
       食品例)かぼちゃ、大豆、アーモンドなど

ビタミンA・C・Eは一緒に摂取することで相乗効果があるともいわれています。

1日3食規則正しく、主食・主菜・副菜を基本にバランスの良い食事をすることが大切です。

普段の食事に乳製品や果物を1品プラスするのも良いと思います。

献立を考えるときに意識してもらえたら嬉しいです(#^.^#)

 

今回は「かぼちゃとれんこんの挽き肉グラタン」を紹介します 🙂

材料(2人分)

○かぼちゃ:300g         ○バター:20g

○れんこん:50g          A小麦粉:適量

○合い挽き肉:100g         A牛乳:250ml

○玉ねぎ:1/2個          ○ピザ用チーズ:適量

○にんにく:2片           ○油:少々

〇砂糖:小さじ1           B塩こしょう:適量

〇醤油:小さじ1          〇パセリ:お好みで

作り方
1)かぼちゃは種とわたを取り除き1cm角切り、れんこんは小さめの乱切り、玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする。

2)フライパンに油をひいてにんにく(1片分)を炒め、挽き肉を入れて色づき始めたら●を入れて煮詰める。

3)2)にかぼちゃを加え、柔らかくなったらグラタン皿に移す。オーブンレンジを220℃(15分)で予熱する。

4)フライパンでバターを溶かし、にんにく(1片分)・玉ねぎ・れんこんの順に加え、玉ねぎがしんなりしてきたらAを少しずつ加えてかき混ぜる。とろみがでてきたらBを入れて味を調える。

5)3)のグラタン皿に4)を加え、チーズ散らす。220℃で10~15分焼き色がつくまで焼く。お好みでパセリを散らして完成!

ポイント
野菜不足になる冬の時期、長期保存がきく栄養たっぷりなかぼちゃを使用したレシピです。

れんこんは、ビタミンB12、ビタミンC、カリウム、食物繊維などが含まれており、ストレスの緩和や疲労回復、整腸、老化防止等に効果があるといわれています。

調理前の手洗い・うがいはもちろん、食事からも栄養素を摂り入れて風邪、インフルエンザなどの感染症に罹らないようこの冬を乗り越えましょう!!

最後までお読みいただきありがとうございました(^.^)/~~~

来月もお楽しみに!