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2020.12.01

冬の果物といえば・・・???

調剤薬局栄養士
栄養士コラム

こんにちは。 😀 

12月は新潟県三条市にあるさくら調剤薬局🌸 管理栄養士の羽生が担当させていただきます!!(^^)!

師走に入り、今年も残すところあとわずかとなりました。
皆さんにとって2020年はどんな年でしたか?

今年は新型コロナウイルスの拡大で今までと違う一年を過ごされたかと思います。

だんだん寒くなってきてストーブ・暖房をつけて家でまったり・・・でも忘れてはいけません。

 

そう、換気を!

 

冬はインフルエンザ、コロナウイルスなどウイルスが集まる条件が揃っています。
空気を循環し、ウイルスを外に出すためにも寒い 😿ですが、定期的な換気を心がけましょう!

換気時間の目安としては、一般家庭では「1時間に5~10分ほど」と言われています。
ただ1つの窓を開けるだけでなく、その対角線上にある他の窓も開けて、家全体に空気の流れをつくるように、換気経路を考えることが重要です。

 

さて、話は変わりますが、皆さんは冬といえば何を思い浮かべますか??

雪、クリスマス、冬至、コタツ、みかん…コタツにみかんの風景は冬の風物詩ですよね。🤤
そこで今回は冬に欠かせない果物、みかんについてご紹介したいと思います。

日本人が一般的に思い浮かべるみかんは主に温州みかんです。

みかんにはビタミンCβ₋クリプトキサンチンクエン酸などの栄養素が含まれています。
以下にそれらの栄養素がもたらす効果について挙げました。

 

みかんの実に含まれる栄養と効果

🍊ビタミンC

  ・・・老化やがん・動脈硬化の抑制、免疫力を維持する、肌の健康をサポートする、などの働きがある
     みかん3個程度で1日に必要な摂取量を摂ることができる

🍊β₋クリプトキサンチン(黄色い色素の成分)

  ・・・体内でビタミンAになる(ビタミンAの働き:目や皮膚の粘膜を健康に保つ)
     老化やがん・動脈硬化の予防、骨粗鬆症や生活習慣病の予防に役立つ

🍊クエン酸

  ・・・みかんの酸っぱさを作り出す栄養素、疲労回復効果や血をきれいにする働きがある

🍊カリウム

  ・・・ナトリウムを排泄し、血圧を下げる働きがある
     体内の塩分と水分のバランスをよくすることで、むくみの解消に役立つ

🍊ペクチン(薄皮に含まれる)

  ・・・腸内環境を整える、コレステロール値を低下する働き

🍊ヘスペリジン(薄皮・白いスジに含まれる)

  ・・・血流の改善(冷え性改善)、目のかゆみや鼻水などアレルギー症状の緩和、骨粗鬆症予防の働きがある

 

また、みかんの豆知識としまして、
美味しいみかんの見分け方

・色が濃いもの

・皮のキメが細かいもの

・重みがあるもの

・皮の色が黄色よりも赤みが強いもの

です!保存方法では

・適度に湿度が保たれていて風通しが良く、3~8℃くらいの涼しい場所で保管すること

・箱に入ったまま保存する場合は、ふたを開けて通気性を良くすること

・つぶれたところから腐ってしまうので、箱の下のものから食べるように心がけること

ポイントです。

 

みかんは水分量が多いのでエネルギー(kcal)が低く、ダイエット中の人にオススメです。
ですが、美味しいからと言ってくれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。

 

また、みかんを貰って大量に余ってしまった。たまには違った工夫で食べたいわ、なんて思ったことありませんか??
ここから先はみかんを活用したちょっぴりおしゃれな料理をご紹介します。

🍊鶏もも肉みかん煮

【材料】(二人分)             
・鶏もも肉   1枚    
・みかん    Mサイズ2個
・サラダ油   適量  
◆醤油     大さじ1
◆みりん    小さじ2
◆水      1/2カップ

【作り方】
1)みかんは皮をむき、1房ずつバラバラにする。
2)鶏肉は一口大に切る
3)フライパンに油を入れ、鶏肉の皮目を下にして強火で焼く
4)焼き目がついたら火を弱めて裏返す
5)1)のみかんを半分くらいにちぎりながら入れ、◆を入れて弱火で調味料がなくなるまで煮る、

ポイント
🍊みかんの色素成分、β₋クリプトキサンチンは油に溶けやすいため、油と一緒にとると体内への吸収率が高まります。
🍊みかんにはたんぱく質分解酵素が含まれているため、お肉と一緒に調理することで、お肉が柔らかくなります。

 

いかがでしたか?みかんも実はこのように料理に活用できるんです。

ぜひお試しください(^o^)

 

今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました 🙂 
来年の更新もお楽しみに~~